お客様から食事に誘われてしまったら
けじめのある態度でお答えし、お断りする時は気分を損なわないようにフォローを添えて。
お店のルールを利用してお断りする
親しく会話したお客様から連絡先を聞かれたり、食事に誘われたりすることがあります。この場合は、「非常にありがたいのですが、お客様との個人的なやり取りはお店のルールで禁止されています。」と説明してご理解いただくのが基本です。
きっぱり断るのが気まずいという場合には、「上に相談してみます」と言い、いったん下がってから「店長の許しがいただけませんので申し訳ございません」と改めて説明するのも良いでしょう。
また、その後に「お店には毎日おりますので、いつでも遊びに来てください。」「また、お店にはいつでもご連絡をくださって構いません。」「またお会いできるのを店員として楽しみにしています」などと応対すれば、お客様の気分を害することもありません。
お誘いをお断りする場合でも、常に笑顔を忘れないように心がける事がとても大事です。
お得意様への接待や、その延長としてお客様に会食するケースでは「お店の代表」であることを自覚した上で対応しましょう。こちら側からお客様をお誘いするのは厳禁です。
セクハラ行為への対処法
セクハラに該当する行為をされたら、毅然とした態度で拒否すべきです。しかし、嫌だと思っても恐怖心で言葉を出せないことがあるかもしれません。
その場合は、まず責任者に相談をすることです。店長を通じて話をしてもらう、あるいは別の担当者への変更をお願いしましょう。
お客様が外で女性店員が出るのを待っているというときには、別の出入り口から出る、男性店員と一緒に帰るといった自衛策が必要です。身の危険を感じるようであれば、警察などに相談します。
普段からトラブルを避けるためにも、必要以上にお客様と親しくならないように心がけましょう。「フレンドリーな接客」と「けじめのない態度」は全くの別物です。
親しみの中に礼儀正しさや緊張感を持って仕事をしていれば、お客様も節度を持って接してくださるはずです。
★最後に一言★
お客様に好かれる接客はとても大事ですが一定の距離感を保てる接客を心がけましょう。