求人応募者の面接前に履歴書・職務経歴書の見ておくべきポイント【面接官向け】

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採用担当者就職の際に提出が必要となってくるのは履歴書、それに加えて中途採用など転職の際に提出を求めるのが職務経歴書です。

一部企業にはジョブカードの提出を求めている企業もあります。

ジョブカードは文部科学省と経済産業省、厚生労働省が普及に努めていて、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等の促進を目的とした、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」のツールです。国が主導して導入している、履歴書と職務経歴書をまとめたようなものと思ってください。つまり、履歴書と職務経歴書を転職するごとも作成せずに使用する事が出来る書類がジョブカードです。

ジョブカードの活用によって、キャリアの振り返りやキャリアプランの検討などをきめ細かく行うことができます。

様式は大きくわけて3種類あり、それぞれの様式の作成を通して職業能力の棚卸しや職業生活設計等を行うことができるようになっています。また、作成したジョブカードを履歴書に変換できたりもします。

詳しくは「ジョブ・カード」で検索してください。

企業側は、履歴書と職務経歴書を提出してもらうのですが、その履歴書と職務経歴書は、原則として「面接をする際の参考資料」とするようにしましょう。履歴書と職務経歴書のみで選考すると、せっかくの貴重な人材を他社に奪われてしまうこともあります。また、大企業の場合は別ですが中小企業の採用の場合は、一度にそれほど多くの応募者が殺到するということはまず考えられません。

そう言ったことも含めて、履歴書と職務経歴書だけで選考のする事も名っとはないと考えられます。

公務員や東証一部上場企業でも

転職の中途採用はもちろんですが、新卒を採用する時も、履歴書などの書類だけで選考するという位置づけはお勧めできません。

高校野球と阪神タイガースの本拠地の阪神甲子園球場がある兵庫県西宮市の公務員採用試験では「全員必ず面接します」と大々的に宣伝を行いました。すると、前年比3倍という応募者があり、面接には4日間かかったという嬉しい悲鳴が上がりました。

また、同時にせっかく応募してきてくれら応募者を紙だけを見て、不採用とする企業に対して応募者は良い印象が残りません。また、不採用の応募者へのケアも大事な事です。

東証一部上場企業の「カゴメ株式会社」では、応募者に自社製品をプレゼントしています。もちろん、宣伝を含んでいることは理解できますが、「お祈りメール」「●日までに連絡なければ不採用」のサイレント企業が多数を占める中では、応募者自身も応募してよかったと思ってもらえます。

つまり、公務員という試験でも全員面接を行う現代において、履歴書と書類だけでの選考を行っていてはよい人材を採用することが出来ませんし、東証一部上場企業でさえ不採用者への配慮している、この時代において中小企業の場合はさらに配慮しなければならないということです。

前置きがずいぶんと長くなりましたが、履歴書や職務経歴書は面接に際に参考に使用する資料という位置づけで、面接の前までにどういったところを読み込んでいればよいのでしょうか?

わかりやすく詳しく説明したいと思います。

履歴書

履歴書履歴書とは応募者の氏名、生年月日、住所、連絡先、扶養家族などの基本情報に加えて、学歴、職務経歴、資格免許、志望動機、自己PRなどをまとめて記載した書類の事をいいます。

上記に記載した通り、あくまでも履歴書の内容で選考するために提出してもらうのではなく、履歴書は面接の際の参考資料という位置づけと考えましょう。

それでは、履歴書の各項目について面接までに参考にすべきポイントを説明いたします。

 

文字

志望動機まずは、履歴書は基本的に手書きですので、どうしても上手下手が出てしまう文字についてです。

ついつい、履歴書に書かれた文字の上手下手で判断してしまいがちになりますが、履歴書に書かれた文字の上手下手で判断はしないようにしましょう。

履歴書に書かれた文字の上手下手よりも重要な点は、履歴書に書かれた文字が丁寧に書いているかというところです。

誤字脱字は問題外ですが、履歴書に書かれた文字が丁寧に書いているかは判断するすることができます。特に文字が上手ではない人に限って、履歴書の文字は丁寧に書けば気持ちが伝わってきます。

字を書くのが上手ではないけど、履歴書に丁寧に時間をかけて書いたんだなということがわかります。また、履歴書に乱暴な文字を書く人は、乱暴な性格など性格を読み取ることもできます。

と、文字とは少し異なりますが、西暦表示か元号表示が統一されているかは参考にしましょう。元号の昭和、平成と西暦表示が一緒になっている応募者がいます。左側にある記入日や学歴欄、職業欄は元号の昭和、平成表示なのに右側にある資格蘭になると西暦表示になっている場合があります。西暦表示と元号の昭和平成には、求人サイトには応募する際にしっかりと注意するべきことだと書いてあるのに注意できていないという事になります。また、転職者の応募者場合は職務経歴書との統一していない場合もあるのでその点も参考にしてみましょう。

 

写真

写真履歴書に書かれた文字と同様に第一印象を左右してしまうのが写真です。アメリカなどの人種差別が未だにある国では、履歴書に貼ってある写真で人種を判断できるといったことから、履歴書に写真を貼ってはいけない国もある位です。

したがって、履歴書に貼ってある写真は、応募者の雰囲気をつかむ程度に活用するようにしましょう。

 

学歴欄

学歴欄で大学名などによって採用、不採用を決めるのはご法度です。

履歴書に書いてある学歴と採用したい人物に通じるところは、ほぼありません。もちろん、履歴書に書いている専攻課程などで学んできたことを知るには良いですが、履歴書に書いている国公立大学卒だから採用するという安易な採用はやめましょう。

ただ、履歴書に書いている大学名である程度の学力を知ることはできますので、履歴書から応募者の学力を知る為には非常に便利です。

また、中小企業への応募者が不釣り合いなほどに名の知れた大学卒ならば、逆に注意が必要です。入社した後のことも考えて、履歴書にかいている学歴で組織不相応な人の採用は控える方が良いかもしれません。

履歴書の学歴欄に「中退」と書かれていた場合は中退理由を聞くようにしましょう。経済的な事情での中退もありますし、何らかの問題を起こしての退学処分等の可能性もあります。中退した理由を聞いた上で判断しましょう。

 

職歴欄

履歴書に書かれている職歴欄は中途採用の転職の募集者の場合には一番のチェックポイントですが、通常では履歴書の提出と職務経歴書の提出があると思いますので、履歴書においては転職の回数と在籍期間をチェックする程度にしましょう。

 

志望動機欄

履歴書に書かれている志望動機欄は、面接の際の応募者に質問をする予備知識として把握しておく位にしておきましょう。

面接の際に、履歴書に書かれている志望動機欄と、応募者が全く違うことを言うこともありますので、履歴書に書かれている志望動機欄と全く違っていることを言った際にはその旨質問しましょう。

履歴書に書かれている志望動機欄がとても良い記載内容でも、実際に詳しく面接で話を聞いてみると創作した表現ではないかと疑える内容の場合もあります。

 

本人希望欄

履歴書の本人希望欄に賃金、労働時間、残業時間、配属先、休日や休憩のことなどの待遇面の希望条件しか記入していない人物の場合は、採用には向いていないかもしれません。

ただ、本やインターネットで調べれば、履歴書の志望動機欄に書かない方が良い内容をあえて書いてくるという事は、深い意味があるかもしれないのでそれだけで判断するのはやめておきましょう。

また、履歴書の本人希望欄を白紙提出の場合もあるので白紙提出の場合も面接の際に「なぜ白紙なのか」を確認すればよいでしょう。

 

その他の欄

勤務には影響がないが通院しているなどの場合には記載があるので、その際にはしっかりとした質問により勤務に本当に影響がないのかの確認が必要です。

 

職務経歴書

転職終身雇用ではなくなった現代において、職務経歴書は非常に重要です。

本人の職務経歴から本人のキャリアの把握ができるからです。しかし、職務経歴書を鵜呑みにするのではなく、職務経歴書に書かれている内容を面接時にしっかりとした確認をする為の参考資料としての位置づけで活用するようにしましょう。

 

文字・文章能力

職務経歴書職務経歴書は履歴書と違いパソコンでの作成が通常ですので文字での判断はできません。仮に職務経歴書が手書きの場合には、履歴書の時と同様に上手下手ではなく、丁寧に書かれているのかどうかを参考程度にみるようにしましょう。

職務経歴書は履歴書の文字とは違い文章能力を、見ることができるのは重要なポイントです。ただ、文章能力が必要な部署での採用以外では職務経歴書の文章能力をあまり重視することはありませんが、どのような職業でも文章能力は必要なので、職務経歴書に書かれた文章能力を判断ポイントにしても良いでしょう。

もちろん、文章が上手だからなどで採用の可否を決めるのではありません。職務経歴書に書かれた内容を面接で確認するための資料として活用しましょう。

 

内容

履歴書は事実のみを記載しますが、職務経歴書には応募者にとって、不利な事は書きません。

2人しかいない中で優勝したなどと、職務経歴書に大げさに自分の功績を書く応募者もいます。職務経歴書に書かれていても、具体的な証拠があること以外は、あまり信用しない方がよいでしょう。

繰り返しにはなりますが履歴書も職務経歴書も、面接の時の参考資料および質問資料と考えましょう。その為に、履歴書と職務経歴書をみて、気になる点などをしっかりとまとめておいて面接に活用しましょう。

 

まとめ

履歴書や職務経歴書、ジョブカードの紙ベースのみで採用の可否を判断するのは、せっかく応募してくれた方に対して大変失礼な事です。

つまり、履歴書や職務経歴書、ジョブカードの紙に書かれていることを確認するための面接で活かせるように、職務経歴書やジョブカードは準備資料として捉えておくのが良いでしょう。

より良い人材の採用の為にこの記事をお役立てください。

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