事なかれ主義から卒業しなければ起業は失敗する
サラリーマンであるうちは、お酒の付き合いを始め、 ゴルフなど様々な付き合いというものがあります。あなたが今、サラリーマンなら「自分もそうだ」とお分かりいただけると思います。また、過去にサラリーマンを経験されていたあなたにも「自分もそうだった」とお分かりいただけると思います。
サラリーマンとして入社間もない時期というのは、そういったお酒の付き合いやゴルフの付き合いなどとにかく「付き合い」というものはとても大切です。
その「付き合い」では、会社の仕組み、裏情報、そして同僚との横のつながりや先輩や上司との縦のつながりなど、マニュアルでは得る事ができない様々なメリットを享受する事ができます。この入社間もない時期に積極的な付き合いをする人は会社でも重宝がられます。また、付き合いから人のよさがわかったりし、付き合いをした相手から会社内での評価も高くなる傾向があるのが事実です。だからこそ、「付き合い」というのはとても大事になります。ただ、入社5年~10年ぐらいするとその「付き合い」の幅が広がっていき、過度の「付き合い」に疲れてくる時期が訪れます。
サラリーマン人生で失敗せずに成功する人も起業・独立・開業して失敗せずに成功する人は、こういった時期から自分の生き方にしっかりとした軸を持ちはじめ、不要な付き合いに距離を置くことが出来るようになります。と、言いますか思考が勝手にそうしていくのです。サラリーマンの方は習い事や家族との時間、はたまた自己研鑽の為の時間にし起業準備など次のステップの準備などを行い、仕事とプライベートとの両立を図るように自然としていきます。
サラリーマン時代や起業、独立、開業した後でもよく「忙しい人に仕事を頼め」や「忙しい相手と仕事をしろ」というような事を言われますが、理由としては忙しい人や忙しい相手が時間を作ってくれる事に、相手は価値を感じるものなのです。つまり、あなたも忙しくなればよいのです。
一方、うまくいかない人はいつまでも「付き合い」のいい人から抜け出ることができません。つまり、断る事が出来ずに忙しい人になれず失敗していくのです。
いつ誘っても返事は「OK」。こういった人は裏を返せは、若い時の褒め言葉だった「付き合いの良い人」はある時期から「暇な人」と見られる事に気がついていないのです。そうして失敗していくのです。
「断ることで相手から自分は嫌われるのではないか?」
このような、小学校時代など幼い時にあった、仲間外れの思考がフラッシュバックしているのかもしれません。
いい人の根底は、簡単に言うと「波風を立てたくない事なかれ主義」であり「責任を取りたくない」のです。
会社内の会議においても、付き合いのいい人からはなかなか画期的な意見が出てこないのが実情です。
例えば、新しいプロジェクトの企画会議が行われた時です。
様々な 斬新的な意見が出るために意見が割れ、会議が停滞状態になったとします。そんな時に、付き合いのいい人に意見を聞くと、たいがい「いいと思います」と答えます。自分の意見で事を荒立てたくないのです。
そうです。この会議で意見を言わない人が「事なかれ主義」な人でいつまでも「付き合いのいい人」なのです。
しかし、今、これを読まれている方はおそらく少しでも起業、開業、独立をお考えだと思います。起業、開業、独立とは自分の考えを押し通さずにリスクを冒さず、人の後ろを追うだけで絶対にうまくいきません。起業、開業、独立とはそれほどあまい事ではないのです。
つまり、起業、開業、独立する上で、「事なかれ主義」はご法度とも言え、人の顔色などを伺わずに、責任を人任せにせずに「自分自身でよく考えて動くことが重要」になるのです。そのようにすれば、本当にあなたが考えているサービスや商品がお客様に受け入れられるのかがわかります。
ただし、「他人の意見」の中でも大事な意見があります。それは「お客様」という「他人の意見」です。
お客様の「要望」や「意見」は起業、独立。開業後、運営を継続する上でとても大事です。お客様の「要望」や「意見」は日々改善して行くような行動をとるようにする。それも起業、独立、開業を継続する上で大事な事になります。
★最後に一言★
社会人サークル協会としては「事なかれ主義」のあなたの起業、開業、独立はお勧めしておりません。「事なかれ主義」なあなたの独立、起業、開業には再考をお勧めいたします。
社会人サークル協会では「事なかれ主義」のあなたの起業はお勧めしませんが、そんな「事なかれ主義」から脱却したい方の独立、起業、開業は、協会が野球のコーチのように全面的にバックアップいたします。起業後のあなたは野球の監督です。その監督をコーチとして最大限サポートさせていただきます。