接客についてのノウハウと書かれている本はたくさんありますよね。
確かに接客をしていると「こんな時どうしたらいいのかな?」と悩むことが多くあります。
そんな時に、今後の対応について参考になるのが本です。
ただ、そうは言っても人の数だけ、接客にも種類があります。
すべての人に対する接客が載っている本なんて、この世の中どんなに探しても見つかるはずがないのです。
接客の本は参考程度にして、あとは自ら考え行動することが大切です。
お客様に興味を持つ、お客様を好きになる
これは接客をやっている人であれば、必ず覚えておいて欲しいことです。
「うわぁ~かわいいですね!」「素敵です!」といった言葉は接客をしていると頻繁に聞こえてくる言葉になります。しかし、この言葉、本心から話していないとただの安っぽい言葉にしかなりません。
その安っぽい言葉ではどんなに誉めても「購入」に繋がるはずもなく、お客様には不信感を抱かせる原因になりかねません。
ではどのようにすれば良いのでしょうか?
まず、どんな人間にも素晴らしいポイントがあります。
「髪がキレイだな」「お肌がつやつや」「言葉の話し方が素敵だな」「洋服のコーディネートが素敵」など、本当に小さな事でいいのです。
ポイントは“相手のいいところを見つけ興味を持ち、好きになること”です。
人は相手に興味を持つだけで、「もっと知りたい」「もっと話したい」と思うので、自然と話しが弾みますし、嘘のない本心で会話ができるようになります。
よく、お客様との距離が縮まらない、話が盛り上がらないと悩むスタッフもいるのですが、そういったスタッフに限って、「自分のことしか考えない」「自分のことしか興味のない」人だったりするのです。
このポイントを意識すれば接客が上達することは結構簡単な事かもしれません。
お客様に興味を持つ為には日々の「人間観察」から
お客様に興味を持ち、好きになると言われてもすぐには実践できないかもしれません。
そんな時は、毎日の生活で「人間観察」をしてみましょう。
通りすがる相手の「ここが素敵だな」「これ真似したい」などと思えるポイントを探すようにしてみてください。
人間は意識しないと、相手の嫌な面ばかりが目についてしまうものなのです。
そういった相手のいいところを探す癖が付くと接客でも自然とお客様に興味を持てるようになります。
また、こういった癖は、日常生活の人間関係でもいい影響を与えます。
まとめ
実は、接客が上手な人=日常生活でも人間関係が良好な人に多いのです。いずれかだけが成功するのはないのです。
接客を通し誰からも好かれる素敵な人間性を手に入れるようにしましょう。
それがあなたの魅力にもなり、知らず知らずのうちに接客のプロとして活躍できるようになるはずです。