起業や独立をするにあたって、どのような商品あるいはサービスを提供するのかを決めることは、とても大事なことです。
その中でもサービスは、利用者のニーズを見つけて画期的なものを作ることで、どんどん利用者が増え、注目されていくのです。
特にWEBサービスは、近年のビジネスにおいてよく利用されており、新しいサービスが生まれると注目され、売り上げも好調になってきます。実際にこのようなサービスを提供するために起業するには、どのようなことをすればいいのでしょうか。
サービスを作って事業にするには?
事業を始めるときは、提供するサービスは「立ち上げる」目的で進めていけばいいのです。
より本格的なものにするのはサービスが軌道に乗ったときにするのがよく、最初はいろいろと戸惑うところがあるのが通常です。デザインがよくなかったり、機能が足りなかったりすれば、利用者の要望に応える形で改善していきます。
サービスのアイデアは、具体化して分析する方法はよいのですが、悪い面が出てきてもそれを良い面としてとらえていくことが大事です。
悪い面が出てきたら、それをいかに生かしていき、より良いサービスとして利用してもらうのかを考えていけばいいのです。
提供するサービスから利益を得るには?
主にWEBサービスの話になりますが、サービスの中には無料で提供されているものがあります。それの有料版があったり、完全に無料で提供されていたりと、様々なタイプがあります。無料でもサービスの良さはありますが、実際には趣味と混同して作成されているものも中にはあります。無料サービスをビジネスの内に入れるなら、有料化するまでの段階を考えて進めていくことが大事です。
一般に無料でサービスを提供して、さらに利用してもらえるように有料プランを提供する方法がよくあります。例としてクラウドストレージがあり、2GBまで無料で使えて、有料プランにすれば月額料金を支払いながら10GB使えるといったものがあります。
無料のものを運営すると同時に、有料のものを利用してもらうことで、月に数千円程度であればすぐに得られるでしょう。有料サービスを展開することで、様々な知識や気づいた点も得られます。
副業でサービスを始めた事例もある
現在多くの人々に利用されているサービスでも、もともとは創業者が副業で始めたものがいつしか本業へとなっているものもあります。
要は会社勤めをしながらそのサービスを展開しており、後に独立してそれを事業の一角にした人がいるのです。その一例をあげるとしたら、ソーシャルゲームで有名なGREE(グリー)があります。
グリーの田中社長が楽天の会社員時代に個人で運営していたSNSから始まっており、いわば副業を本業にしたものです。副業で運営していたこともあり、当初はサーバーなどの管理費は自腹でした。会社員として忙しい日々を送りながら運営していました。当時勤めていた会社が楽天ということもあり、楽天で得たシステムの構築技術を副業に生かしていました。その後はモバイルの時代が来ると感じ、モバイルゲーム業界に参入して、見事成功しました。SNSとして運営していきながら、ゲーム事業も合わせて取り組んだことにより、グリーは大企業へとなりました。ここで注目すべきは本業と副業の関係性で、本業で得たスキルは副業に生かすことができ、副業で得たスキルも本業で生かすことができるのです。
もしあなたがIT業界の会社員であり、将来はWEBサービスを立ち上げて独立しようと考えているなら、今の仕事で得たスキルを立ち上げる事業で生かせるかもしれません。
プレミアム会員で売り上げを伸ばす
WEBサービスで起業・独立する人にとって知っておきたいのは、「そのサービスはどういった方法で売り上げを出すか」です。WEBサービスの収益源は、広告・物販・課金の3つです。
広告はサイトに掲載して、そのサイトの広告から該当商品・サービスが購入されたら、広告主の収益の一部がこちらに報酬として入ってきます。物販はネットショッピングのことで、サイトで何かしらの商品を売っていて、購入されたら代金が入ってきます。そして、WEBサービスで一番注目すべきは課金で、利用者にプレミアム会員になってもらい、月額料金を受け取っていく方法で、安定した収益が得られます。プレミアム会員になったときに得られる特典については、実際にどういったものにするかを考えておく必要があります。
プレミアム会員の特典でよくあるのが、サービスの利用可能回数が増える、あるいは機能が無制限で利用できる、今まで有料だったものが無料で使えるなど、サービスによって様々なものがあります。例えば、資産管理ツールの「マネーフォワード」でプレミアム会員になった場合、データの閲覧期間が無制限になったり、スマホアプリの広告を非表示にできたりします。
このように、利用者にとってさらに利用しやすい機能を特典にすることで、自分のサービスがさらに利用され、収益がますます得られるようになります。
★最後に一言★
自分が楽しいサービス展開の仕方を考えてみるのもいいかもしれませんね。