スターバックスコーヒーの特徴
アルバイトスタッフを大切にする会社としてスターバックスが有名です。
特徴的なのは、アメリカのスターバックスで実施されている「ビーンストック」です。これはストックオプションで、簡単に説明すると現金ではなく会社の株式でもらう報酬制度です。株価が上がれば上昇分の報酬がもらえます。スターバックスのすごいところは、この権利をアルバイトスタッフにも付与したところです。どれだけアルバイトスタッフを大切にしている会社なのかが、このことからもよくわかります。
実際のアルバイト教育については、アルバイトスタッフを「パートナー」と呼びます。アルバイトスタッフがアルバイトスタッフを指導するという仕組みも採用されています。
ブラックエプロン制度
スターバックスで有名なのが「ブラックエプロン制度」です。
スターバックスと言えば緑のエプロンの印象ですが、一部のパートナーのみ黒いエプロンをしています。これは、社員、アルバイトを問わず、一定のプログラムを終了した人が受験できる、年1回のコーヒーの知識に関する試験での成績優秀者のみに与えられているエプロンなのです。テストは難関で、学びに対するモチベーションの向上になっています。
アルバイトスタッフにとってユニフォームというのは、意外にもモチベーションを左右します。特に、特別感の強いユニフォームは、大きなモチベーションとなるのです。ユニフォームのある職場では、役職に応じて変えてみるのもいいと思います。ユニフォームの色を変えるだけで、アルバイトスタッフに変化が出るかもしれません。ぜひ、特別感のあるユニフォームを用意してみてください。
グリーンエプロンブックカード
スターバックスては、パートナー全員に「グリーンエプロンブック」という行動指針が渡されます。この中に、5枚の「グリーンエプロンブックカード」というものがあります。パートナー同士がお互いを観察し、行動指針をしっかり実践していると思う人がいたら、こういう点は良かったとカードに書いて渡すのです。少し恥ずかしい気がして抵抗がある人も、徐々にこの習慣にはまっていくそうです。
この仕組みは「サンクスカード」という方法で導入している企業が多いです。やり方に多少の違いはあるものの、日頃のお礼や感謝の気持ちを伝える事で職場の雰囲気を良くします。当然、周りから褒めてもらったり、感謝されたりすると嬉しいですよね。特に日頃から一緒に働く仲間に認めてもらうことは、大きなモチベーションになります。
褒めることが下手な人間も、直接伝えるのではなく、書く方が使いやすいかもしれません。
日頃から相手を認め、褒めたり感謝したりする仕組みは、良好な職場環境を作るのに必要なことなのです。
★最後に一言★
いずれはスタッフだけで回してくれる仕組み作りが出来るとビジネスチャンスが広がりますね!