気持ちを込めて接客するためには
「気持ちを込めてもてなしましょう。」
とか
「もっと気持ちを込めて接客しましょう」
とか・・・。
接客業関係の人なら、耳にたこができるくらい言われているのかもしれませんね。
そこで、お尋ねします。そもそも「気持ちを込める」ってどういうことなんでしょう?
じつは、そんな素朴な疑問を抱いている人は少なくありません。そこで、以前行った研修でのやり取りをご紹介します。
「家族が喜ぶ姿を想像しながら作ってくれた料理と、面倒だなーと呟きながら作ってくれた料理みなさんはどちらが食べたいですか?」
「家族が喜ぶ姿を想像しながら作ってくれた料理です。」
「どうしてですか?」
「気持ちが込められているからです。」
「それでは、彼女の笑顔を想像できるプレゼントと、全く想像できないプレゼント。よろこばれるのはどっち?」
「彼女の笑顔が想像できるプレゼントです。」
「どうしてですか?」
「気持ちが込められているからです。」
「では、気持ちを込めて接客するって、どういうこと?あなたはわかりますか?」
「相手が喜んでくれる姿を想像しながら、接客する事だと思います。」
というように、みなさんも、お客様が喜ぶ姿を想像しながら、仕事に打ち込んでみましょう。
ちなみに想像力には「気持ち(無形)と「姿・形 (有形)」 があります。
例えば、「知り合いの山田君の気持ちを考えてみる」ときは、気持ちの想像力を働かせますね。
一方、「東京タワーを描いてみる」ときには姿・形を想像してみるでしょう?
どちらも優劣はありません。つまり、お客様がよろこぶ姿だけでなく、その気持ちまで深く想像することができるようになることが大事なんです。
ところで、フランス料理の一流シェフが断言していました。
「食材が同じでも気持ちが込められている料理とそうでない料理の味は全然違う。」
あまたもお客様の笑顔や気持ちを想像しながら接客に打ち込んでみてはいかがでしょう?
★最後に一言★
まずは身近な人を喜ばせてみよう!